ホリエモンなどがやっているSNSアプリ「755」で秋元康がAKB一ファンにわざわざ長文のコメントを送ったが、その内容が凄いものになっている。

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以下は全文
ある幼児教育でこんな話がありました。幼児たちの前に、30個くらいのジッパー(ズボンや財布にあるアレですね。チャック?)を置く。幼児たちが開けられ るか?という問題です。その時、上手に開けられなかった幼児の親が自宅で特訓させたそうです。それを聞いた先生が「大切なのはジッパーを開けることじゃな い。考えること。それが脳を開くんです」と。メンバーにジッパーの開け方を教えることはできます。手を貸すことも。

でも、大切なのは考え ること。禅問答のようですが、みんな、悩みながら前に進むんです。推すというのは、僕を含めたスタッフがそのメンバーの何かを見つけた時に、それを生かし てあげることなんです。ヒントが欲しい。メンバーを売り出すヒントが欲しい。いつも思います。ただ、可愛い、スタイルがいい、しゃべりが巧い、歌が巧い、 演技ができるだけではなく、他の人とは違う何か。それは、僕の目だけでは無理です。

ファンのみなさんの声に気づくこともあります。劇場で アルバイトをしていた篠田麻里子はファンのみなさんに教えてもらいました。指原は週刊プレイボーイの編集者が「さしこのくせに」というキャプションをつけ たことからヒントをもらいました。宮脇咲良は被災地支援に行った時のブログがスタッフの話題になりました。内山奈月は「憲法を暗記しています」という一言 からです。松村香織はなかなか昇格できない研究生がいるというのがきっかけです。

須田という握手会の女王や島崎もアイドルなのに塩対応というのが テレビ番組のスタッフの目に留まりました。もちろん、渡辺麻友や松井珠理奈のようにスター性がある人もいますが、一番大切なのは、キャラクターであり、あ の〇〇と呼ばれるような特徴が求められるんです。

組閣をしたり、いろいろなイベントをするのは、そこで、何かきっかけが生まれないかと模索しているんで す。プロデュースというのは0を1にするここではなく、0.1を1にすることです。本人が持っている何か、その0.1を拡大することがプロデュー サーの役目です。

よく質問されます。「努力は報われますか?」報われて欲しいと思います。でも、正直なところ、僕にもわかりません。

ただ言えることは、努 力することで夢に近づくことは間違いありません。すべてのことをやってみて、夢が叶うかどうか?そこからがスタートです。

須藤凜々花のように755を始め たから見城さんの目に留まり、プロジェクトが動き出すこともあるんです。

僕はじっと息を**て見守っているんです。

どこからか新芽が出て来ないか と。そのヒントさえ見つかれば、みなさんがおっしゃる“運営の推し”になるんです。チャンスは順番に来るはずです。七色息子さん、こんな時間にごめんなさ い。あなたのやさしい眼差しに、僕も語りたくなりました。
また、この「七色息子」さんへは、少し前に秋元氏より仕事の依頼を755を通じて行っていて、それがネットニュースにもなっている。
秋元康氏、異例! SNSでファンに直接仕事を依頼 RBB TODAY 11月10日(月)17時9分配信 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141110-00000030-rbb-ent AKB48グループの秋元康総合プロデューサーが、トークライブアプリ「755」でファンに仕事を依頼するという珍しい光景が見られた。  今年9月から同アプリを開始し、ファンとの交流を楽しんでいる秋元氏。その中でも、ある特定のユーザーとの交流がファンの間では話題だ。そのユーザーはもともと出版社「幻冬舎」の代表取締役社長・見城徹氏とネット上で意見交換していたが、それを見た秋元氏が「圧倒的に面白いですね。これからも楽しみにしています。」と自らコメントを寄せたことから始まった。その後も何度か秋元氏の方からコメントを寄せ、「文章に毎回、涙腺崩壊。こんな暖かく、やさしい眼差しで見守っていただけるメンバーはしあわせだね」と同ユーザーのAKB48グループに対する想いについて、感銘を受けていた。  そして6日、同ユーザーに対し、「SKEドキュメンタリー映画の劇場用のパンフレットに原稿を書いて欲しいんだけど、どうやって連絡を取ればいいんだろう? 北川(綾巴)と宮前(杏実)のインタビューもお願いしたいなあ。うちのスタッフが何とか探してコンタクトを取るので、よろしくお願いします」とSKE48の新センターを務める2人へのインタビューなど仕事の依頼まで行った。  また秋元氏は10日未明、同ユーザーに対し、「プロデュースというのは0を1にするここではなく、0.1を1にすることです。本人が持っている何か、その0.1を拡大することがプロデューサーの役目です」と持論を語るなど熱く6回にわたりコメントを寄せ、「夢中になってしまって眠るタイミングを失ってしまった。シャワーを浴びて仕事に出掛けます」と寝る間を惜しんでトークに集中した。  秋元氏は755上で約633万のウォッチ(10日現在の閲覧者)がおり、ほぼ毎日、一般ユーザーからの質問などに対しコメントを返しているが、自ら一般のユーザーにコメントを寄せるのは珍しく、6回にわたってコメントをするのは極めて「異例」なことのようだ。